ちゅうぶる

リサイクル、セカハン、チュウコ、チュウブル、、

何気なく利用し特に中古品であることを気にせず日常にとけこんでいる。

けれど、たまに「これは、どうゆう経路をたどって私の手元に届いたのか」

そのモノの歴史(人で例えると人生のようなもの)が気になる品がある。

先日ネットで買った古本。

かつてカバーがかかり幅広のテープで固定されていたのか、表紙裏に劣化した

テープの後のような汚れがあり、その汚れの上から落款のようなものが押されている。

裏表紙の裏には谷田憲正さんという方の楷書のスタンプ。書庫に整理されていた

らしいナンバーが手書きされている。

そして中に挟まったままになっていた、インデックスシール。

残された文字は「平成三年 諏訪神社祭」

この本が印刷されたのは昭和41年七月。

おそらく一番古い証跡はテープ痕。テープの糊が劣化してから剥がされたのだろう。印が押されているのはテープ痕の上から押された若干新しい印と思われ、割印みたいな位置で押されている(単に真ん中に押しただけだと思うけど)インデックスシールを栞にされていたのが谷田さんなのだろうか。

調べたところ、印は蔵書印と呼ばれるものらしいことが分かった。

蔵書印を押された時にはすでに古本だったはず。

この本の初版は昭和33年に印刷されていますが、今でも新書が販売されているようなので、あえて古本で購入し蔵書印を押されたのだと思う。

書架ナンバーらしい記載があるので、きっと沢山の本をお持ちになっておられたのでしょう。古本であってもモノを大切にする方、個人持ちの本にナンバー付ける几帳面な方だったのかもしれません。

この本にどんな歴史があるのか、思いは馳せる。

捨てられることもなく、印刷されてから60年近くも何所かに在り続けていた本。

どこかで、処分するかの判断する手に渡ったこともあっただろうに。

私を選んで辿り着いてくれたのかもしれないという勝手な思い込みが心にうかぶ。

数奇な流れを辿りやってきたであろう本、大切にしようと思います。